最近カラオケボックスでよく見かける赤白の赤外線マイクは何が違う?

2019年の秋頃からカラオケボックスで見かけるようになった紅白赤外線ワイヤレスマイク、従来の赤外線ワイヤレスマイクと何が違うのでしょうか?

 

紅白マイク1

LIVE DAM Aiに合わせ登場

 

この紅白の赤外線ワイヤレスマイクが発売されたのは2019年秋、第一興商が新機種として発売した「LIVE DAM Ai」と同時に販売開始されました。

このマイクはもちろん旧機種でも使用できますが、Ai導入した店舗などで同時にマイクを入れ替えたカラオケボックスが多いようです。

マイク1

カラオケボックスでよく使用されていた旧型モデル

他にもシルバーピンクなどのマイクも見かけます、シルバーピンクマイクについては別に紹介致します。

 

DAMロゴが光る

 

第一興商と言えば機種はDAMシリーズですが、紅白マイクにも電源スイッチも上に「DAM」とロゴが入っています。

 

この「DAM」ロゴはよく見るとロゴがスイッチになっていて、押すと「DAM」のロゴが光り、もう一度押すと消えるようになっています。

 

紅白赤外線マイク2

 

これをDAMボタンと呼びますが、光っている時と消えている時では何が違うのでしょうか?

 

実はこのボタンは音質切り替えスイッチとなっていて、光った状態だとよりクリアなマイク音質になります。

実際試してみますと、言われてみれば音が少し違う程度ですが音質が変わります。

 

注意したいのはクリアな音質の場合は、マイクのハウリングも起こりやすく場合によってはDAMボタンはOFFにした方が歌いやすい事があります。

 

マイクの品番

 

WITM-500(色・P/W/B)

周波数2.06MHz、2.56MHz

 

WITM-550(色・P/W/B)

周波数3.2MHz、3.7MHz

 

あまり目立ちませんがこのマイクシリーズには黒の赤外線マイクもあります。

 

まとめ

 

紅白赤外線マイクはマイクは「LIVE DAM Ai」の発売に合わせ2019年秋ごろから導入が始まる。

カラオケボックスで従来よく使用されていたマイクとの違いは、音質切替ボタン「DAMボタン」が追加される。

 

赤白マイクの見た目のインパクトは大きく、カラオケボックス利用のお客様の反応も高評価での発売開始となりました。

第一興商「DAM」からの発売となっていますので、DAM機種取扱店舗を中心に導入が進むと思われます。

 

2020年ヒゲダン「official髭男dism」のカラオケ人気曲は?

ヒゲダンは2020年6月4日にビルボート2020上半期総合ソングチャートで1位「Pretender」2位「I LOVE…」とワンツーフィニッシュとなりました。

このチャートでは他に2曲がトップ10入り、更に100位以内には実に9曲もランクインしている。

楽曲が評価されている事もあってアーティストランキングでも1位となり2020年に入ってからは特にその勢いは止まらない。

 

billboodパネル

 

若い層を中心に人気を集めるヒゲダン、昨年の紅白出場をきっかけに高齢層での認知も深まり、その人気の世代層は幅広く今や2020年を代表するアーティストとなりました。

 

カラオケでもやはりヒゲダン楽曲の人気は否めない!

 

2020年6月のカラオケ月間総合ランキングでは、ビルボートのソングチャートと同じで「Pretender」「I LOVE…」と2曲がトップ10入りしている。

「Pretender」は2位、「I LOVE…」は6位、あれ「Pretender」1位じゃないの?と思う人も多いと思われますが、カラオケ総合ランキング1位はLiSAの「紅蓮華」でした。

「紅蓮華」は鬼滅の刃の主題歌でここは崩せませんでした。

 

しかしトップ10に2曲入るのはすごい事で、近年だと米津玄師の楽曲が同時にトップ10入りしていました。

 

ヒゲダン楽曲の魅力

 

彼らの楽曲の魅力には様々な要素がありますが、その中で注目したのは「イントロ」

近年はユーチューブやサブスクリプションサービスを通して音楽と出会うケースが多く、

特に若者層の新しい音楽との出会いでは楽曲のさわりである「イントロ」で判断されやすい傾向にある。

ヒゲダンの「イントロ」はどの曲もキャッチ‐で魅力あるものが多く印象に残りやすいのも大きな特徴。

 

もちろん曲のサビ部分などは言うまでもなく魅力がありますが、一度聞くと頭から離れないメロディで何度も聞きたくなり歌いたくなる。

 

ヒゲダン「official髭男dism」カラオケ人気トップ10

 

1位  Pretender

2位  I LOVE…

3位  115万キロのフィルム

4位  イエスタデイ

5位  宿命

6位  ノーダウト

7位  Stand By You

8位  ビンテージ

9位  コーヒーとシロップ

10位 異端なスター

 

精密採点Aiをカラオケボックス店員が分析

2019年秋に第一興商から発売されたLIVE DAM Ai(ライブダムアイ)にはカラオケ採点システム精密採点の最新バージョンが「精密採点Ai」搭載されました。

 

精密採点Ai結果画面1

 

引用元:DAM公式サイト

 

精密採点はテレビのカラオケ番組などでも多く起用され、その採点技術にも大きな進歩がなされてきました。

テレビなどの宣伝効果は大きく、ライバルカラオケメーカー「エクシング」が開発している、JOYシリーズより人気は高い。

あるカラオケボックスで利用調査をしたところ、DAMとJOYの使用率はDAMが71%でJOYが29%(店舗や設置状況で異なる)でした。

JOYSOUNDも「JOYMAXGO」などでは分析採点の最新バージョンを搭載し巻き返しを図ってはいますが、カラオケ採点システムでの人気は精密採点の方があります。

*JOYの「分析採点」についてはまた別途記事で紹介

 

今回新しく搭載された精密採点は「精密採点Ai」でAiの箇所は「アイ」と呼びます。

精密採点Aiを使うには本体が「ライブダムAi」でないと使用出来なので注意。

 

精密採点Aiの特徴

 

精密採点Aiは今までの精密採点とどう違うのでしょうか?

Aiの大きな特徴は従来の精密採点には無かった「感性」の加点です、メーカーの発表では莫大な歌唱データーを機械学習する事で「Ai感性」が人の感情を揺さぶる歌声を検出し加点させるとの事でした。

つまりこの人うまいのに点数が低いなと思われた歌唱での「加点」がより人間に近い感性評価で是正加点されるようになりました。

 

しかしAiには膨大なデーターを蓄積学習してより人間の感性に近づく事からわかるのは、発売初期は一つ前の「精密採点DX-G」とそれほど変わらないのではないかと言われていました。

導入直後に何人かの方に歌唱してもらい検証してみると、感性の加点は思ったほどではありませんがDX-Gに比べると若干点数が高くなる傾向でした。

 

精密採点Ai5つの新機能

 

①Ai感性メーター

Aiによって上手く聞こえる歌唱のテクニックが検出されると、ピンク色の光線がメータに飛んでいき「Ai感性メーター」のバーが伸びていく。

 

AI感性データ

 

②音程合否の細分化

概ね正しいと判断される音程で歌えると、歌唱の軌跡が黄色に変わる。

より完璧な音程だと歌唱軌跡が金色に。

 

音程合否

 

③Ai感性ボーナス

従来の精密採点での「音程ボーナス」「表現力ボーナス」「ビブラートボーナス」は「Ai感性ボーナス」として集約される。

 

AI感性メーターボーナス

 

④分析レポート強化

精密採点DX-Gの分析採点を継承し、新たな分析レポートが増量される。

 

AI感性ボーナス

 

⑤Ai感性のグラフ化

演奏区間ごとにどこがよく(ピンク色)どこが良くなかった(青色)かがグラフで明記され、歌唱で修正したい箇所がわかりやすくなる。

 

AI感性グラフ

 

精密採点Ai歌唱画面

 

精密採点Aiでは歌唱中の画面上部にはおなじみ「見えるガイドメロディ」が表示されます。

見えるガイドメロディでは採点を見える化、歌唱中に音程を判断し歌唱をサポートしてくれる優れもの。

ここでは「こぶし」「しゃくり」「フォール」「ビブラート」を検出すると光のエフェクトが技術力カウンターの飛んでいきます。

技術力カウンター

 

更に今回追加された「Ai感性メーター」が新しく画面上に表記される。

 

「こぶし」とは

演歌などでよく聞く言葉ですが「あの人こぶしきいてる」など、そうその「こぶし」です。

具体的には「レ♪」を出している状態で一瞬「ド♪」になり「レ♪」に戻るテクニックとなります。

 

「しゃくり」とは

一つの音を「高い音へ滑らかに移動する」

一つの音とは例えば「ド♪」とします、実はこの一つの音「ド♪」を更に16分割して音程を機械で判断しており「ド♪」の範囲内で高い音へ滑らかに移動する事を「しゃくり」といいます。

 

「フォール」とは

本来の音の高さから一気に音を下げるテクニックですが、多くの人の実体験に基づくと精密採点ではフォールの回数を稼ぐ事は難しいように思えます。

 

「ビブラート」とは

歌唱の際フレーズの終わりに声を波うつように「息の量を多くしたり少なくしたり」し揺らすテクニック

 

 

採点結果画面

 

歌唱後表示される結果画面では「Ai感性メーター」「Ai感性ボーナス」の表記が新たに加わり、人の感性を揺さぶる歌唱には「Ai感性ボーナス」が加点される。

精密採点Ai結果画面1

 

Ai感性メーターの評価詳細を見る事ができる、ここでは「Ai感性のグラフ化」がされ演奏区間ごとの歌唱の良し悪しがグラフで表記される。

 

評価画面2

 

 

精密採点DX-Gと精密採点Ai採点比べ

 

精密採点DX-Gと精密採点Aiで歌い比べるとどのような結果になるのでしょうか?

安定感ある歌唱ができるカラオケボックス店員さんにお願いして歌い比べてみました。

条件は同じ曲で同日、マイクや設備も同一条件のボックスで行う。

 

カラオケボックス店員

 

 

精密採点DX-Gで歌ってみる「コブクロ・桜」

 

精密採点DX-G採点

加点前の点数は「92.787」

 

精密採点DX-G加点後

加点後「93.960」で1.173点加点されました。

 

精密採点Aiで歌ってみる「コブクロ・桜」

 

精密採点Ai採点

加点前の点数は「92.550」

 

精密採点Ai加点後

加点後「96.156」で3.606点加点されました。

 

 

加点前の点数でAiは若干点数が低かったのですが加点で逆転し結果に約2点ほどの差が出来ました。

 

 

精密採点Aiの評価

 

カラオケボックス店員数名とお客様の評価の声をひろってみました。

 

店員A「点数に関しては部屋の構造やマイクの種類によって、若干の違いはありますが感性加点の分従来より点数が高くなり確かに人の感性に近づいたように思えます」

 

店員B「感性での加点はありますが減点が無い若しくは少ないようで、下手でもそれなりに加点されてしまい人の評価にはまだまだ差があると感じる」

 

店員C「同じ曲を歌ってもDX-Gに比べて1点ほど高い点数が出ます、Ai感性・・・悪くはありませんが、ある程度の歌唱だと同じ人間でも評価は分かれますから微妙な感じです」

 

お客様A「感性加点の分前の精密採点より面白くなった、しかし人の歌唱評価とはまだ程遠い」

 

お客様B「精密採点Aiは人の歌唱評価に近くなったとおもいます、今までは精密採点DX-Gを使っていましたがこれからは精密採点Aiを使います」

 

 

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精密採点Ai予約の仕方

 

精密採点Aiを使用するには本体が「LIVE DAM Ai」を使用、他のLIVE DAMでは使えません。

 

SmartDAMAiトップ画面

「SmartDAMAi」のTOP画面から左下の「コンテンツ」を選択

 

SmartDAMAiコンテンツ画面

「コンテンツ一覧」から「精密採点Ai」を選択

 

SmartDAMAiコンテンツタグ

精密採点Aiのタグが開いたら「予約する」を選択でOK

あとは好きな曲を送信すれば採点されます。

 

 

緊急事態宣言解除後カラオケボックスはどう変わる?感染リスクを減らす注意点

緊急事態宣言が発令され、カラオケボックスだけではなく多くの業種が自粛要請を受けました。

2020年ゴールデンウィーク明けからは自粛要請も都道府県別に解除となり、カラオケボックスも6月に入ると東京都以外はほとんどの店舗で再開されはじめました。

 

しかしカラオケボックスは「3密」な場所だけに、行っていいのか迷う方も多くまだ行きにくい場所の一つでもあります。

 

職場カラオケ

 

 

店舗の受付の変化

 

再開されたカラオケボックスのいくつかを覗いて見ると店員さんは最低限マスクの着用をしており、受付フロントではアクリルのフェースガードを着用している店舗もありました。

またフロントではコンビニやスーパーで最近あたりまえのように見かけるビニールシートがはられていたり、アクリル板が設置されています。

 

これは接客での飛沫感染対策ですが、最初違和感がありましたが今となってはあまり気にならなくなりました。

利用時の注意としては入店時マスク着用を促している店舗もあり、この時期マスク着用は利用する側の最低限のマナーとして考えておいたほうが良いでしょう。

 

 

 

感染リスクの高い注意したい個所

 

カラオケボックスで感染リスクが高いと考えられる場所は何処でしょうか?

 

・受付

上記でも記載したフロント受付で飛沫によるものが考えられますが、注意したいのはフロントに置いてあるボールペンやパット、そして自分の会員証などです。

ボールペンなどは入室時自分の名前記載で多くの人が触る為使用ごとに消毒が必要となります。

パットも同様で入店時の利用確認でパットを使っている店舗も多いのですが、画面も多くの人が触ります。

会員証を手渡ししている店舗ですと会員証は店員お客様と双方向での接触となります。

 

こんなこと気にしていたらきりがないと思いますが、店舗側で意識が高ければ都度アルコール消毒などの対策が出来ているので、店員さんの動きからこの店舗はリスクが高い低いの目安にできます。

 

・マイク

マイクは飛沫が付着しもっともリスクが高い箇所ではあります、ほとんどのカラオケボックスでは使用後消毒しているのでこの時点では問題ありません。

しかし危険なのは同一グループでのマイク使い回しリスクは高いと思われます、自分が使った後にアルコール消毒などマイクのふき取りが出来る工夫が必要。

 

・ドアノブ

多くの人が触る箇所であり複数回接触しがちです。

 

・デンモクやキョクナビ

清掃時多くの店舗では使用後アルコール消毒されていますが、いいかげんな清掃しか出来ていない店員だとアルコール消毒が満足にできていない事が考えられます。

使う時に画面に前の人が使っていた指紋などが画面に残っていたら注意。

 

・トイレ

トイレではドアノブや便座に注意が必要です、店員がこまめに清掃は行っている店舗でも清掃間には多くの人が利用しています。

 

・ドリンクバー

ドリンクバーのボタンも多くの人が利用し注意が必要、お店の方が定期的にボタンを消毒されているのを見かけましたが、トイレと同様にドリンクバーのボタンは不特定多数の人が触る場所です。

 

まとめ

 

コロナ後のカラオケボックスでは対策として、店員のマスク着用やビニールシートなどの対策が講じられるようになりました。

使用する側も入店時はお客様にマスク着用をお願いしている店舗もあり、入店時はマスクをしておきましょう。

 

カラオケボックスで注意したい個所は

・受付

・マイク

・デンモク・キョクナビ

・トイレ

・ドリンクバー

 

「都内は臨時休業継続?」大手カラオケボックス営業再開について(6月1日再開情報)

2020年6月以降多くのカラオケボックスが営業再開されだしました、再開されたカラオケボックスも最初は時短営業などでの再開でしたが、6月に入りほぼ通常営業に切り替わってきました。

 

しかし東京都などは休業要請が継続され、大手カラオケボックスのほとんどが都内にあるカラオケボックスの臨時休業を継続させています。

都内で再開させているカラオケボックスは個人店が多く、大手で唯一都内で再開させているのはコートダジュールとなっています。

 

マイク4本

 

大手カラオケボックス営業状況

 

カラオケ館・シダックス 多くの店舗が再開されていますが、東京を中心とした一部の店舗は臨時休業中 *再開後も一部店舗時短営業の店舗あり

 

ジャンカラ       休業中店舗(都道府県)北海道、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、広島県、福岡県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県

 

まねきねこ       地方自治体の休業要請の解除された地域は営業再開、6/1からは(北海道、千葉県、石川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、福岡県)が追加で営業再開。

東京都と一部の地域を除き多くの店舗が営業

 

JOYJOY        全店営業中

 

ジャパレン       全店舗営業再開*一部時短営業となり店舗によって今後時短営業が継続され24時間営業の店舗と時短営業の店舗にわけられる。

 

カラオケバンバン    6月1日以降はほとんどの店舗が営業再開されるも、東京都など一部の地域は臨時休業中

 

コートダジュール    全店営業

 

コロッケ俱楽部     6月1日以降はほとんどの店舗が営業再開されるも、東京都など一部の地域は臨時休業中