私は学生時代にカラオケボックスでアルバイトし、現在はカラオケボックスの仕事に携わっています。
現在もカラオケ店で働いている自分の経験と、現役アルバイトに聞いてみたカラオケ店の仕事で働いてみてのメリット、デメリットを聞いてみました。
学生時代の自分がカラオケボックスでアルバイトをしていた時の個人的な見解になりますが、仕事内容については一度覚えてしまえばそれほど難しくありませんでした。
一番厄介だと思えるのはそこは接客業、難しいお客様とのやりとりで、次はスタッフ同士の人間関係です。
接客業ならどこの職場も同じような厄介さは付きまといますし、人間関係については接客業でなくても避けては通れない事が多いですね。
カラオケボックスのアルバイトの昔と今を比べるとカラオケの機械の操作が複雑になり、特に曲を選ぶ機械(デンモク、キョクナビ)などにコンテンツが増え、覚える事が少し増えたかなと思います、操作に関してはスマホが使える程度の知識があれば問題ありません。
もしあなたがカラオケボックスでアルバイトをするなら、面接に行く前に知っておいてほしいのは、カラオケボックスには様々な形態の店舗があり大きく分けて2つの形態の働き方があります。
仕事内容はどこも大きな違いはありませんが、アルバイトをするときに注意なのが店舗の規模と仕事が分業なのか掛け持ちなのかです。
それではカラオケボックスの仕事内容と分業制と掛け持ち店舗がどのような物かをみていきましょう。
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目次
カラオケボックスの仕事内容
カラオケボックスではどのような仕事があるのでしょうか、順番に見ていきましょう。
フロントカウンター業務
・受付
入店されたお客様への接客対応となります、受付は会員カードの発行や部屋やプランの説明をお客様へ説明し、カラオケボックスの顔ともいえる場所です。
受付接客の質がカラオケボックスの売り上げを左右する場所にもなりますので、気の利いたカラオケボックスだと一番接客のうまいスタッフが受付カウンターに立つ事が多い。
・会計
会計は現金やクレジット対応が必要、また店舗独自のポイントや割引などが間違ってないかを確認し会計を行う。
領収書の発行なども必要になる場合もあります。
・インターホン対応
カラオケボックスではインターホンはフロントにある事が多い、お客様からのオーダーを受けたり、機械の調子が悪い、マイクの電池が切れた、ドリンクをこぼした等、お客様からのリクエストの対応。
飲食(調理)
・ドリンク作成
カラオケボックスでは飲み物のメニュー数も豊富なところが多く、レシピを覚えるまでは少し大変ですが、一度覚えてしまえば難しい事はありません。
・食べ物調理
ドリンク同様レシピを覚えるまで苦労しますが、ベテランのスタッフに聞くと調理が一番気が楽に仕事できるとの声も聴かれる。
しかしオーダーが多い時間はこなすのが大変な場所とも言えます。
・調理物準備
調理をする前に、野菜を切っておいたり、一人前ずつに冷凍食品を分けておいたり、出たオーダーを円滑にこなせるよう準備が必要。
配膳
・配膳
お客様に注文があった飲食物を持っていく業務ですが、お客様にからまれたり、マイクを突然向けられたりする事があり、飲食物をこぼしてしまわないように注意が必要です。
基本オーダーをお客様のテーブルに置く場合は片ひざをついて、お客様の目線の下から配膳出来るのが良いとされています。
また歌っているお客様の邪魔にならないような気配りも必要。
・食器回収
お客様が飲み終わったグラスやお皿を下げます、配膳に行ったときに空いたグラスやお皿はお客様の許可を得てから下げましょう。
清掃
・ルーム清掃
ルーム清掃はお客様の使用後の部屋の清掃と、デンモクやキョクナビを充電器に戻したり本体の状態を標準に調整したり、次のお客様がすぐ使えるようにしておきます。
・店舗内清掃
各フロアーの廊下や展示物、机、ふき取りしたり灰皿んどの清掃をルーム清掃の合間に行います。
・トイレ清掃
決まった時間にトイレチェックを行い、汚物などがあればすぐに清掃を行います。
・店舗周辺清掃
駐車場や店舗回りのゴミ拾いや、駐車場に草などが生えてきたら抜き取ったり。
・洗い物
飲食後のグラスやお皿を洗ってふき取りを行います、ほとんどの店舗が洗浄機などが導入されていますが、飲食を提供している店舗の洗い物は多い。
・洗濯
使い終わったタオルや雑巾などの洗濯。
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その他
・開店準備
全ルームのカラオケ本体電源を立ち上げたりフロントのカラオケ管理システムなどに異常がないか点検、フライヤーなどがあればガスに火をつけておいたり厨房周りの準備。
・閉店作業
全ルームの電源をおとしその日使用した機材などの洗浄、トイレ清掃などを行います。
・ドリンクバー管理
ドリンクバーなどのタンク補充入れ替え。
店舗の電球付け替えやポップの入れ替えなど細かい作業は他にもあり、仕事は店舗の形態によってかわります(基本は上記の業務)
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分業制と掛け持ち店舗
カラオケボックスのアルバイトは店舗によって大きく2つに分かれます、フロントで受付会計、調理、配膳、清掃などに分かれて仕事を行う分業制の店舗と、全ての業務を掛け持ちで行う店舗がありました。
私は2店舗掛け持ちでアルバイトをしていたので、どちらも経験があるのですが、分業制の店舗は比較的キャパの大きな店舗でルーム数も多くスタッフも多い所、掛け持ち店舗は小さめの店舗でスタッフも少なくなります。
アルバイトをしていて楽しかったのは、掛け持ちの店舗の方がスタッフの一体感が強く良かったように思います。
分業制の店舗は覚える仕事が少なく同じ仕事の繰り返しとなります、フロントならフロント、清掃なら清掃中心に集中して行えるのと、店舗責任者の方に人を見る目があれば適材適所で配置されるので仕事がスムーズです。
例えば接客が苦手であれば調理や清掃中心に、接客が得意であればフロントや配膳が最適になります。
現役カラオケスタッフに聞くカラオケボックス
カラオケボックスで働く学生アルバイトの方に3つの質問をしてみました。
・家が近いから
・ここの店舗のスタッフの人柄が良さそうだから
・他の飲食店で面接落ちたから
・仕事が楽そう
・接客が好きだから
・時給がいいから
カラオケボックスで面接をしていて一番多かった動機が自宅からのアクセス、自宅から近いなどでした。実際面接では本音の動機は聴くことが出来ないのでバイト初めて1年以上の学生スタッフ10数人に本音を聞いてみた所、この動機が一番多かった。
次に多かったのは時給の高さや接客が好きで、この動機ならカラオケボックスでなくても良さそうですね。
考えてみたら私も学生の時のバイトの動機も似たようなものでした。
・他の飲食店よりスタッフ同士が仲がいい
・接客のスキルがアップした
・職場の雰囲気が明るい
・深夜のバイト代が高い
・昼間はわりと楽なバイト
他の飲食アルバイトと比べて特段スタッフ同士の連携が必要とは思いませんが、基本接客業はお客様に対して仕事の連携が問われる場面が多々あります。
この連携によりスタッフ同士の距離が親密になりやすい事が仲が良くなる所以。
カラオケボックスは昼間のお客様と夜のお客様の客層が大きく違い、接客のしやすさは昼間が良く、時給重視なら夜から深夜が良い。
・忙しい時間帯(週末の夜等)の仕事量が半端ない!
・会いたくなかった友達がお店に来た
・飲食の配膳の階が違い階段の上り下りが多い
・粗相の後始末がつらい
・オーダーをこぼしてしまい客に必要以上にからまれた
・人間関係が辛い
カラオケボックスで働いていて一番嫌な思いをした事はやはりお客様とのやり取りで、特に泥酔したお客様にからまれたりが多い、その次は繁盛期(年末年始)や週末の夜は仕事が半端なく忙しい事です。
職場の人間関係が辛いなどの回答もありましたが、仲が良くなりやすい職場環境と言えど人間関係は何処でも付きまといますね。
決して楽な仕事ではありませんが、やってみると非常にやりがいのある仕事です。
特に忙しい時期や時間を共に乗り切ったスタッフ同士とは共有の価値観がもてたり、部活の仲間みたいな関係が築きやすい職場といえます。
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