最近よくお客様から「携帯の充電器貸してもらえませんか」とフロントで言われる事が多くなりました。
これも時代だなと思い、私が勤務している店舗ではコンセントの使用はサービスの一環として黙認し、貸し出し用の携帯充電器も2年ほど前から置くようになりました。
2年前までは勝手に機器の電源コードを引き抜いて充電に使われたり、目に届く範囲にコンセントがあれば勝手に使用していくお客様も多く、結果コンセントの劣化で修理する事も多くなりました。
カラオケボックスのルームには機器に接続するためコンセントが、多々設置されています。
これを勝手に配線を引き抜かれたり、配線を変えられたりするようなら、全ルームにコンセントを目の届く範囲で設置し、サービスの一環として使用できるようにしました。
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コンセントの使用を許可している店舗はまだいいのですが、コンビニや駅、公共の場所などではどうでしょうか。
実はこれは電気の窃盗罪になり、カラオケボックスなどでも店舗が許可していなければ同様で窃盗罪となります。
数年前にお客様ではなく、深夜閉店前に外から一人の男性が店舗に入ってきて、フロント前のコンセントに携帯の充電器を差し込み携帯を充電しだしました。
店員が「どうされました」と尋ねると「携帯を充電しているだけ」とその男性は答えました。
店員が「この店舗ではそのようなサービスはしていませんよ」と言うと「別にいいやん」とキレ気味に言われたそうです。
店員は「それは窃盗罪になりますよ」と強く言うと「よくここのカラオケ来ているのにケチやな」と捨て台詞。
その後怒ってその男性は携帯の充電をやめて帰っていきました。
サービス業としては100点の対応とは言えませんが、世間では電気の盗難である事の認知は少ないように思えます。
携帯充電のコスト
では携帯を一回充電すればどのくらいのコストがかかるのでしょうか。
スマホの充電で例えると充電時間にもよりますが一回0.1円~0.5円くらいで1円はかからないケースが多いとされています。
上記の電気代からも推測できますが、店舗で働いていて実際電気代が高くなったと思える事はありませんでした、困った事と言えばコンセントの劣化が早くなった事、勝手に機器の配線を抜かれる、オーダーを持って行ったときに充電中のケーブルに足を引っかける事くらいです。
しかし自分の家の庭先の電源を勝手に使っている人がいれば、いい気はしないのではないでしょうか。
それが自宅であれ店舗であれ、少額でも他人の財産を勝手に使う事に対しどう思えるかが人としての気質を問われるのかもしれませんね。
実際に電気の窃盗で捕まった人はいるのでしょうか?