最近はカラオケのアプリやネットや通信ゲーム機でもカラオケが楽しめるようになりました。
しかしカラオケボックスで歌うような音質や、カラオケボックスでは歌えた曲が無いなどで、自宅にカラオケボックスのシステム一式を購入している方もいるようです。
このカラオケシステムは「業務用カラオケ」となり一般家庭向けのカラオケとは価格も仕様も大きく違ってきます。
カラオケボックスで働いていて、稀ではありますが自宅や別荘、自分の経営する飲食店にカラオケボックスのシステムを導入できないかと質問を受けた事があり、実際導入しないまでも費用はいくらくらいかかるのと質問を受ける事がありました。
漠然と答えるなら日本の普通車一台分くらいですよと答えますが、実際は車でも最新の車から中古車では価格が全く違ってきます。
カラオケの機器も最新の物や中古、リースなどで価格は大きく変わります。
しかも自宅や別荘などでカラオケをする為には近隣への音漏れ対策に、防音の部屋などの環境設備も必要となります。
防音設備などの環境についての費用は別途かかるとして、カラオケメーカーやカラオケシステムの費用について記載していきます。
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目次
カラオケメーカー
カラオケボックスなどで使用している業務用カラオケ機器のメーカーはいくつあるのでしょうか?
業務用カラオケのメーカーは現在2社に絞られています、どちらのメーカーが良いかは好みによって変わってきます、ひと昔前なら曲数やインディーズ、アニソンなら「JOYSOUND」、音質、本人映像なら「DAM」と言われていました。
現在は曲やコンテンツは常に更新され甲乙つけがたいのですが、テレビなどのカラオケ採点番組などの影響もあってか「DAM」のほうが人気はあります。
私が勤めているカラオケ店舗のいくつかの統計で使用率を比べてみるとDAMの使用は62%、JOYSOUNDの使用率は38%となっています。
DAMシリーズ(第一興商)
JOYSOUNDシリーズ(エクシング)
*少し古い機械でUGA(ウガ)と言う機種がありましたが、この機種はBMBが運営していました。しかし2010年にエクシングに統合され、2012発売の「JOYSOUND f1」に統合されUGAモードがこの機種には搭載されています。
カラオケ必要機材
①カラオケ本体
②アンプ
③モニター・プロジェクター
④スピーカー
⑤デンモク、キョクナビ等(カラオケリモコン)
⑥リモコン充電器
⑦アクセスポイント
⑧カラオケ用ルーター
⑨マイク(赤外線マイク、充電器)
⑩赤外線マイクレシーバー
⑪その他、通信ケーブル等
①カラオケ本体は車と同じで方が古い中古~最新のグレードが高いものまで価格の幅は広い、曲数などは最新機種の方が多く配信されている。
2018年モデルの最新機種だとDAMが「LIVEDAM STADIUM STAGE」約300万円、JOUSOUDはJOYSOUNDMAX2で同じく約300万円!
昔の機種の中古だと30万前後~ありますが古い機種は順次新曲などの配信が停止していく事があるので注意が必要。
カラオケ本体
②アンプは10万円前後
カラオケアンプ
③モニターはテレビチューナーなどは必要なく、大きさによって価格は大きく変わります。3万~
モニターを使わずプロジェクターでの投影も可能ですが、プロジェクターをと買う場合はスクリーンやプロジェクター本体の購入が必要(10万前後~)
プロジェクター
④スピーカーも入出力の大きさによって価格は変わります(4万~15万)×2個
スピーカー
⑤カラオケのリモコン(デンモク、キョクナビ等)もタイプが様々あります。
意外に高くて5万~15万のものが主流
他にも種類は結構あります
DAMデンモク
DAMスマートデンモク
JOYキョクナビ
⑥カラオケのリモコン充電器(1万~2万)
リモコン充電器
⑦⑧アクセスポイントはデンモクの通信を受けカラオケ本体に信号を流し、ルーターは外部からの通信を制御する装置となります。(両方で約3万~5万)
アクセスポイント
⑨マイクは有線マイクだと1万円前後~、赤外線マイクだと1本3万円前後となり、仮に赤外線マイク2本だと約6万円必要
マイク充電器(1万~3万)
赤外線マイク
マイク充電器
⑩赤外線マイクレシーバーは赤外線マイクを使用した時に必要となります(約2万円~5万円)
赤外線マイクレシーバー
⑪その他ケーブル等の雑費は約3万~で揃える事ができます、部屋の大きさや機器の設置位置によって価格が変わってきます。
次に毎月かかるランニングコストを見ていきましょう!
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ランニングコスト
回線通信費
曲配信及び情報料(約1万5千円~3万/月)
新曲本(千円~/月)
電池(マイク、カラオケリモコン)マイクの電池約2千円/3年~5年、リモコン電池1万~/3年~5年
*モニターにプロジェクターを使用の場合はランプの交換が必要
水銀ランプの場合約2000時間(1万円前後)
業務用カラオケシステムの2つの入手方法
リースで取得
機器一式2万~10万/月(リースの年数により変動)
情報料、通信固定費約3万円/月
リースでは機器の故障などは無償で対応や、電池などの消耗品は無料交換などのサービスが受けられるケースが多い。
上記については販売会社と契約時確認してください。
買取で取得
買取だと新品と中古の選択があります。
中古<一例>
中古で購入LIVEDAM(2014年式)標準機器一式の場合は約100万円
*モニター1台、デンモク×1台、赤外線マイク2本
情報料、通信固定費約3万円/月
新品<一例>
新品LIVEDAM STADIUM STAGE(2018年新品)標準機器一式約380万円
*モニター×1台、デンモク1台、赤外線マイク2本
新品の場合は販売店との交渉になります、価格は購入台数や条件で異なりますが1台の購入ですと機器一式値引きが80万円入ったとして約300万。
目安としては中古だと定価の1/3以下くらいの相場で取引されている事が多いですが、通信情報コストは新品も中古も同じです。
業務用カラオケ機種
DAMシリーズ
LIVEDAMSTADIUMSTAGE(2018年現在最新機種)
LIVEDAMSTADIUM
LIVEDAM
PremierDAM
JOYシリーズ
MAX2(2018年現在最新機種)
MAX
f1(エフワン)
CROSS(クロッソ)
まとめ
<新品>最新機種一式で購入すれば価格は(約300万円~400万円+毎月の情報通信費約3万円)
<中古>型落ち中古機器一式購入価格(60万円~150万円+毎月の情報通信費約3万)
<リース>リース機器一式2万~10万/月+毎月の情報通信費約3万(リースの年数により変動)
*リースの場合は契約年数や条件によってかなり価格の幅が生じます。
記載のコストはあくまで個人購入の一例です、購入台数が増えたりすれば値引きの額も変わってきます、大手のカラオケボックスなどは大量の機器を導入するため、メーカーからの購入価格は値引き額も大きく、通信情報料なども通常より安く設定されている事が多い。
業務用カラオケ機器の販売は基本メーカーから直接買う事が出来ません、各地域にカラオケ機器販売会社があります、詳細価格などは最終的に販売会社にお尋ねください。
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