カラオケの採点は随分進化してきました、カラオケメーカーなどでも新しい機種の発売と共に新しい採点システムを導入しています。
カラオケメーカー第一興商のDAMは「精密採点DX-G」、エクシングのJOYSOUNDでは「分析採点マスター」が標準的な採点システムで最新(2018年8月現在)となっています。
目次
最新の採点が利用可能な機種
第一興商の「DAM」シリーズ
「DAM」シリーズの最新機種は「LIVE DAM STADIUM STAGE」となり(精密採点DX-G)は最新機種の「LIVE DAM STADIUM STAGE」と一つ前の機種「LIVE DAM STADIUM」で利用できます。
*「LIVE DAM STADIUM STAGE」ライブダムスタジアムステージ
エクシングの「JOYSOUND」シリーズ
「JOYSOUND」シリーズの最新機種は「JOYMAX2」となり(分析採点マスター)は最新機種「JOYMAX2」と一つ前の機種「JOYMAX」で利用できます。
*「JOYMAX2」ジョイマックス2
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採点システムの口コミ
カラオケボックスでカラオケの採点システムを利用するお客様の話を聞いてみると、採点はDAMが厳しくJOYSOUNDに比べると点数が出にくいといった話をよく耳にします。
現在はJOYSOUNDの採点が少し厳しくなり、DAMとの採点差が縮まったともいわれています。
個人的な過去の体感としては口コミ通りでJOYSOUNDの方が点数が出やすいように思います。
採点システムの違い
「精密採点DX-G」と「分析採点マスター」は共に100点満点での採点になりますが、その特徴を紹介します。
精密採点DX-G
精密採点DX-Gの得点評価基準は「音程」「抑揚」「しゃくり」「こぶし」「フォール」「ロングトーン」「安定性」「ビブラート」があります。
DAMでは音程重視の採点となりその他は加点対象となります。
精密採点DX-Gをさらに詳しく知りたい方はこちら
分析採点マスター
分析採点マスターの得点評価基準は「音程」「安定感」「抑揚」「ロングトーン」「テクニック」があります。
採点の配分は「音程40点」「安定感30点」「抑揚15点」「ロングトーン10点」「テクニック5点」
テクニックの詳細は「こぶし」「しゃくり」「ビブラート」
分析採点マスターをさらに詳しく知りたい方はこちら
環境の違いで採点は変わる
しかし採点システムでは歌う人のコンディション、マイクの電池容量、ルームの大きさや形、アンプやスピーカーなどの機材の違いで点数は多少なりとも左右される事となる。
このような点から歌い比べするにあたっては極力同一条件で歌い比べてみようと思います。
歌い比べ条件
・DAM(精密採点DX-G)VS JOYSOUND(分析採点マスター)
・同じ人物が歌う(自分)
・同じ大きさの部屋(本体やスピーカーなども同一場所設置)
・同じマイク
・アンプスピーカーは各メーカー純正最新
DAM純正スピーカー(DDS-80)
バスレフ3ウェイ4スピーカー(最大入出力250W)
JOYSOUND純正スピーカー(CS-H03)
バスレフ3ウェイ4スピーカー(最大入出力400W)
マイク(オーディオテクニカ)
AT-CLM700T
同じ人物(自分)が歌う為同時に歌う事は出来ませんが交互に歌う、同じカラオケボックスで隣り合わせたルームで同じ広さの部屋で行う。
マイクは同じマイクを使います、マイクの充電残量も微妙に点数が左右されますが、フル充電した新品電池のマイクなら1時間くらいならほとんど影響は出ません。
本体アンプは各機種純正の最新の物を使いますが、スピーカーのワット数がJOYSOUNDの方が少し性能が良い物となります。(点数はほとんど左右されません)
それでは歌い比べてみます。
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精密採点DX-G VS 分析採点マスター(歌い比べ)
今回の歌い比べではそれぞれの採点方式で3曲歌います。
1曲目のジャンルは「POPS」、2曲目は「アニメソング」、3曲目は「演歌」
同一人物(自分)が歌うため同時に歌う事はできませんが、隣り合わせた部屋で交互に歌います。
あらかじめ言っておきますと私のカラオケの歌唱力ははっきり言って下手です、ご了承ください。
1曲目POPS(先攻分析採点マスター、後攻精密採点DX-G)
曲は米津玄師さんの「Lemon」
分析採点マスター採点結果「85.912点」
精密採点DX-G採点結果「81.957点」
約4点近く分析採点マスターのほうが高く点数が出ました。
2曲目アニソン(先攻精密採点DX-G、後攻分析採点マスター)
曲は水木一郎さんの「バビル二世」
精密採点DX-G採点結果「84.790点」
分析採点マスター採点結果「88..028点」
分析採点マスターのほうが3点余り高く点数が出ました。
3曲目POPS(先攻分析採点マスター、後攻精密採点DX-G)
曲は佳山明生さんの「氷雨」
分析採点マスター採点結果「88.881点」
精密採点DX-G採点結果「85.618点」
約3点近く分析採点マスターのほうが高く点数が出ました。
まとめ
歌い比べてみるとうわさ通りJOYSOUNDの分析採点マスターの方が点数は高く、私の場合は分析採点マスターのほうが3点~4点高くなる傾向のようです。
確かひと昔前は私が歌う場合JOYSOUNDのほうが5点以上得点が開き高かったように記憶していますが、少し採点差が縮まったようです。
ネットなどでの口コミを見てみると、稀に精密採点の方が高く点数が出る方もいるようです。
後日カラオケボックスの学生アルバイトの方に歌い比べをしてもらいました、やはり分析採点マスターの方が点数は高く出ていました。
しかし最近の学生さんは歌がうまい人が多い!精密採点でも簡単に90点以上を連発していました。
歌い心地はそれぞれ特色がありますが、個人的には採点が厳しくともDAMの方が若干歌いやすかったように思えます。
純正同タイプの部屋で歌ってもJOYは音が少しこもるような感じがしました。
歌い比べをしたアルバイトの学生に聞いたら、JOYSOUNDの方がいいという方とDAMが歌いやすいという方と意見は割れましたので、評価は分かれます。
10年ほど前は音質はDAMという意見が多かったのですが、JOYSOUNDも音質については評価が分かれるくらい高くなったと思われます。
今回の歌い比べで一番わかったのは、自分が音痴である事を再認識させられた事でした、しかしカラオケは好きなので、点数と人の耳は気にせず歌います♪
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