カラオケボックスに一人で行くのは気恥ずかしいと思っている人は今でも多い。
最近はヒトカラ専門のカラオケボックスや、ヒトカラ歓迎のカラオケボックスも多く見受けられるようになりました。
カラオケボックスの受付の店員さんや他のお客さんは「ヒトカラ」に来た人をどのように見ているのでしょうか?
*ヒトカラ(一人カラオケ)
店員がどう思っているか
ヒトカラに来るお客さんをカラオケボックスの店員さんはどう思っているのでしょうか?
20年前であればヒトカラに来るお客様は少なく珍しい存在でした、しかしここ10年余りでヒトカラの人口も数倍に増え、私が携わっているカラオケボックスの調査でもヒトカラの利用率は10年で4.1倍になりました。
カラオケボックスで働いている店員の意見を聞いてみても、ヒトカラは世間でも認知され一人でカラオケボックスの受付に来ても特別な感じはなく、ほとんどのカラオケボックスの店員さんは気にしていないようです。
都会の店舗であればあるほどこの傾向は強く、地方のこじんまりした店舗の店員さんで一部一人で受付に来るお客さんは気になるとの意見もありましたが、稀なケースだと思われます。
他のお客さんの目線が気になる
目線で気になるのは店員さんだけではなく、受付や会計時に他のお客さんと鉢合わせしたらどのように思われているんだろうかと気になる方も多いと思います。
現在ヒトカラのハードルはコンビニに入るくらい気楽までとは言えませんが、ふだんカラオケボックスを利用しているような方だとヒトカラに来るお客さんを見てもほとんどの方は何とも思っていません。
数年前まではカラオケボックスの受付でヒトカラ利用のお客様を見たお客様が店員に「あのひと一人で来ているんですか?」などと尋ねる場面も見受けられましたが、私が携わっている店舗のアンケート(店員)でも最近はそのような事を店員に聞いてくる方もほとんど無くなったようです。
ただし週末の夜の時間帯などはふだんカラオケボックスを利用しないカラオケボックス慣れしていないお客様も多く、このタイプのお客様はまだヒトカラは珍しい存在と認識している方が多い傾向にあります。
おすすめ時間
1番おすすめの時間は平日の昼間が利用しやすく、店舗側からすると平日の昼間は空き部屋が多く「ヒトカラ」利用も歓迎状態である事が多い。
少し言葉が悪いですが空いたルームを遊ばせておくよりも、利益率の低い「ヒトカラ」であっても稼働している方が利益になりありがたい。
利用者目線だと同じようなヒトカラ利用者が多く「ヒトカラ」でも心理的に気兼ねなく入りやすい時間帯である事、何より利用料金が一番安い時間帯である。
2番目は平日の夜、こちらもカラオケボックスの利用率から考えると2番目に利用してもらいたい曜日時間帯になります。
避けた方がいい時間帯は上記の逆の理由になりますが、週末の夜などは店舗にとっても一人で一部屋を独占される事を敬遠しがちになります、料金も割増しにしている店舗も多い為に店舗にとってもヒトカラ利用者にとっても望ましくない傾向にあります。
*ヒトカラ専門店やルーム貸し料金などの店舗であれば週末でも歓迎されると思います。
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ヒトカラのシステム(価格)
カラオケボックスの利用形態(料金)は細かく言えば店舗や会社によって様々なのですが大きく分けて2つ。
①ルーム料金制
何人で利用しても「1ルーム/時間料金」となり何人で1ルームを利用しても1時間あたりにかかる料金は同じ。
例えば1ルーム1時間が1000円の場合、4人で利用すれば一人当たり1時間250円となります。
これを一人で利用すれば1000円となります。
②人数料金制
こちらは「一人/時間料金」となり利用した人一人当たり1時間料金がかかる形態となります。
1時間一人あたり500円の店舗の場合、一人で利用の場合は500円、4人で利用だと会計は500円×4人で2000円となります。
「ヒトカラ」利用は人数制の店舗の方が割安に利用出来る事が多いのですが、注意したいのが人数制の店舗であっても1人だと割増料金設定があったり、フリータイムなどの利用が出来ない店舗もあります(特に週末)
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ヒトカラのメリット・デメリット
私が携わったカラオケボックスのアンケートから一部を抜粋しまとめてみると下記のような意見がありました。
メリット
・ボックス内に入ってしまえば上手い下手も関係なく他人に気を遣わ内で済む。
・何度でも気を付かず同じ曲を歌える
・曲の待ち時間がない
・気に入らなければ途中で気兼ねなく曲を切れる
・曲の練習や録音などがしやすい
・人前では絶対歌えない曲にチャレンジできる
デメリット
・一人で入店するのに気兼ねする、恥ずかしい
・フリータイムなどのお得な時間パックが利用できない場合がある
・盛り上がる曲でも少し寂しい
・人に聴いてもらえる楽しみが無い
・連続で歌うため喉の負担が大きい
入店については文頭でも書きましたが、もはや「ヒトカラ」のハードルは低くなりあまり気にする事は無いです。
デメリットにはあがっていますが「盛り上がる曲でも少し寂しい」「人に聴いてもらえる楽しみが無い」などが重視の方はヒトカラ利用の目的とは少し離れています。
このような事から考えてもデメリットよりもメリットの方が大きいですね。