最近は缶切りを使う機会が少なくなりました、缶詰の多くはプルトップ缶に切り替わり缶切り自体を使う事があまりありません。
飲食を取り扱う店舗なども同様で、缶詰を使う食材などでもほとんどがプルトップ缶となっています。
先日缶詰を使う食材が在庫切れになり、急遽近くのスーパーで切れた食材の買い足しを行いました、その中にプルトップではない缶切りを使用するタイプがありました。
アルバイトの学生に缶切りで開けておいてと頼んだところ、「缶切り」て何ですかと聞かれました。
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缶切りとしてはふだんあまり使わないのですが、栓抜きも付いているタイプの缶切りが店舗には数本常備されていて、栓抜きとしては使った事がありますが、それが缶切りである事自体知らないようでした。
使う機会の減った缶切りたち
「缶切り」て何ですかと聞かれたのは今回が初めてではありませんでしたが、聞くたびに自分の老いを感じます。
私が子供の頃には缶切りなんて、子供でも当たり前に使えてましたが、最近はそうではないんだなと、アルバイトの学生に使い方を教えました。
一個目の缶を私が切るのを学生に見せ、学生に缶を切らせてみると手元がおぼつかなく危なっかしい、まず鍵づめが缶に引っかからない様子。
初めて缶を切ったらこんなものかと思いつつ、ひっかけ方から再度説明し何とか缶切りの鍵づめが缶に引っかかる所まではできました。
今度は力の入れ方がわからず四苦八苦です、私ももう一缶切りを手に取り説明しながら、別の缶を切りました。
今思えば10年くらい前から缶を缶切りで切れない学生アルバイトが増えてきたように思います、初めて缶切りが使えない学生アルバイトに出会った時も衝撃でしたが、最近は缶切り自体知らなくて、「缶切り」て何ですかがトレンドです。
逆にスマホの特別な使い方やアプリなど、学生アルバイトに教えてもらっているので若い世代から見たら、何でこんな事知らないんだろうと思われてるのかなと思いつつ一緒に缶を切りました。
缶切りが使える世代と使い方を知らない世代の切り替わりは、平成生まれぐらいから変わったように思います、平成の初期生まれだと缶切りの存在は知っていますが徐々に使えない若者が増えていきます。
平成10年生まれくらいになると「缶切り」自体知らなく見たことがない人も出てきました。
最近は栓を手で開けられるビン物も多くなってきました、栓抜きの使用機会も減ってきています。
「栓抜き」「缶切り」などはそのうち使わなくなった過去の遺品となってしまうのでしょうか。