カラオケの名前の由来
カラオケの名前の由来は何なのか、実はカラオケの「カラ」は「空」からの由来で「オケ」は「オーケストラ」からきたとされています。
オーケストラは生演奏することが前提ですが、生ではなくテープレコーダーやレコードで演奏を録音し再生する、つまりオーケストラが空の状態で演奏できる事から「カラオケ」と呼ばれるようになりました。
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カラオケの発祥
ラジオやテレビなどでは従来唄などの放送にオーケストラを用いていましたが、録音機材が発達した事により、製作費などの削減の為演奏を録音にした事がきっかけとなりました。
唄の放送の度に毎回オーケストラを用意するのはコストもかかります。
演奏がテープレコーダーやレコードに収録してしまえば、オーケストラの人件費が削減できる、コストカットから生まれたシステムが「カラオケ」となりました。
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カラオケの歴史
カラオケが一般向けにではじめたのは、1967年にマイク入力式8トラック式小型ジュークボックスなどが発売され、別途カラオケ専用ミュージックテープなどの販売されるようになりました。
1971年にカラオケ専用装置として「エイトジューク」のリースなどが普及の拍車を促し、初期頃はコイン式の有料再生装置としてスナックなどでは欠かせないアイテムとなっていきました。
カラオケの有料再生装置などがスナックで普及し始めると、後にはカラオケボックスの登場となります。
1980年代にカラオケのメディアがテープからCDやLDに切り替わると、一枚のCDやLDに大量の演奏が収録可能となりました。
今までは曲ごとにテープの交換が必要となりましたが、CDやLD1枚に20曲~程度収録したものを専用のボックスに収容し自動で選曲する事が可能となりました。
カラオケが自動選曲可能になると一台に一人カラオケに操作が必要無くなり、人手がいらない事でカラオケボックスが普及する事となります。
今ではカラオケは通信となり、曲数は20万曲とか当たり前に選曲できますが、CDやLDに大量の音声を収録されるとなっても、この頃はせいぜい数百曲からはじまり、多くても数千曲が限界でした。
現在は通信カラオケが主流となり、その選曲数も20万曲以上あるものが多くなりました。
カラオケのメディア
現在では通信カラオケが主流となりましたが、発祥当初のカラオケのメディアはどのような物があったのでしょうか。
レコード
磁気テープ
CD(コンパクトディスク)
LD(レーザーディスク)
DVD(ディーブイディー)
カラオケ初期はレコードや磁気テープなどでしたが、1970年代~1980年初期くらいまでは、カセットテープやカラオケ専用機ではカラオケ専用カセット(磁気テープ)が主流。
1980年代に入るとCDが出始め、背景映像もCDにデータとして入るようになりました、しかしCDでは現在のような曲ごとに専用の画像データはおさまりませんでした。
CDがメディアの時は同じ画像が30秒おき、または1フレーズ事に映像が切り替わる程度のものでした。
その後1980年代半ばになるとLDの登場により、背景画像も曲ごとに収録されているものが主流となりましたが、LDはサイズが大きくDVDなどに移り変わる事に。
カラオケボックスの登場
1980年代に入るとカラオケ専用機も自動選曲が出来るもが登場、これによってカラオケボックスが登場しました。
カラオケボックスの普及は1980年代中旬から店舗数が増え始め、1990年に入ると大手カラオケボックスチェーン店が爆発的に増えました。
同時に通信カラオケが普及し始めるのもこのころです。
カラオケボックスチェーン店の普及によって2000年代に入ると個人店は徐々にあおりを受け、閉店に追い込まれる個人店も多くではじめる。
2018年夏前にカラオケボックス大手チェーンのシダックスがカラオケ市場からの撤退を発表しました。