台風の日はお客様も少なくなります、店舗の立地や曜日時間帯にもよりますがたいていの店舗では暇な事が多い。
台風の日はスタッフを減らし、交通機関などにも影響があリ出勤退社が困難になりそうなスタッフを優先に休暇もしくは早退してもらうようにしています。
私が勤務している店舗でもそのように対応していますが、台風直撃した時に一度大変な思いをしたことがあります。
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古い店舗に台風が近づく
築20年以上の店舗にその日は出勤していました、店舗は見た目は古くないのですが居抜物件で大雨が降ると雨漏りする箇所が数か所あったり建物自体の傷みが激しい店舗でした。
毎年補修も行ってはいるのですが、修理してもまた違う場所が壊れたりとその繰り返しの店舗。
朝から台風が近づくとの事で、飛ばされそうな物をしまったり、休んでいるスタッフもいたので少人数で台風に備えてたりしていました。
昼間は台風の影響もなく少ないながらも数組お客様は入っていました。
古いながらも建物自体も大きいし雨漏りの補修もしたばかりだからだから営業は通常に出来るだろうと責任者(店長)もその時は高を括っていました。
夜になり雨風が強くなり店舗の中まで風雨の音が聞こえてくるようになって来たころ、店長が台風情報ニュースとかを頻繁に気にしだし、閉店してお客様に帰ってもらったほうがいいだろうかと周りのスタッフにこぼしだしました。
正直私の内心は判断が遅いと思っていましたが、まだこの店舗では新人だったので余計な事は言わず指示に従っていました。
そんなさなか突然ガスが止まりました、この店舗はガスはプロパンガスで店舗の外にプロパンボンベ室があり地震などの対策である程度揺れると自動でガスが止まる仕組み。
風が強くプロパン室が揺れて止まったと思われます。
ガスを復旧するにはプロパン室に行って復旧解除ボタンを押す必要があります、店長は私に解除の支持をし私が解除しに行く事となりました。
プロパン室に行くには一度裏口から店舗の外に出る必要があります、裏口のドアを開けるとそこは別世界で横殴りの大雨。
びしょ濡れになりながらガスの復旧を行いましたが五分もしないうちにまたガスが止まる。
三度目の復旧作業中に10mくらい離れたところを大きな看板ぽい物が飛んでいました。
(あたったら死ぬかもと冷や汗)
そんな事を繰り返していると今度は突然停電、数組のお客様もびっくりし部屋から出てきました(停電しても非常電源が働き一部電器がつきます)
数組のお客様には事情を説明し閉店する事になりました。
店長と私を含めたスタッフ二人が薄暗い中片付けを行っていると、店舗の天井あたりでバキッと大きな音が、しばらくすると数か所天井から雨漏りが始まりました。
二階で雨漏りの処理を行っていると、一階の様子がおかしい。
入り口から水が入ってきていました、外は真っ暗ですが懐中電灯を窓越しにあててみると外はもう水没しかけていました。
幸い二階があるので、ある程度一階の機器を高い所に移動させ二階に避難しました。
それ以上の浸水はなく事なきを得ましたが翌日店舗の掃除に追われました。
責任者の災害時の判断
災害等の店舗営業の判断は売り上げにもかかわり責任者の判断は難しい物となります、私も現在責任者としてこのようなケースは数回経験しましたが、スタッフ時の経験もあり極力早めに判断をし店舗を閉めます。
中台風直撃にはこれぐらいの台風で店を閉めるなと、お客様や上司からお叱りをうけたりもしますがこの判断はかえれません。
大きな台風の時にカラオケボックスに限った事ではありませんが、個人経営のお店はわりと早めに店を閉めたりしていますが、大型のチェーン店ほど通常営業している事が多いように感じます。
店を閉めると売り上げが下がり責任者としては頭の痛い所ではありますが、どうかお客様やスタッフの安全を第一にしていただければと思います。
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