台風の時カラオケボックスに避難する人々!カラオケボックス体験談

夏も終わりにさし掛かろうとした頃、この時期は台風の発生率も上がってくる時期。

一部のカラオケボックスでは「台風の日はカラオケボックスで過ごそう」と言ったイベントを行っている店舗などもあります。

私もカラオケボックスで勤務していますが、そもそもカラオケボックスは台風の日は安全なのかと疑問に思う事があります。

一般的には台風が直撃するような場合は、会社は台風が来る前に社員やスタッフは早退してもらったり、就業時間を遅らせたりと社員やお客様の安全確保を最優先に考え、場合によっては休業するのが賢明なのではないだろうか。

 

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しかしカラオケボックスは台風の時でも営業している店舗が多い、私が携わるカラオケボックスも台風で休業した事は一度もなく、カラオケボックスの店員時代も本部から台風だから休業してくださいなどの支持があった事は一度もありませんでした。

実際過去に台風が直撃した時の事、店舗の入り口に大きななトタンが直撃し正面ドアが開かなくなり、それを取り除くために裏口から正面ドアに移動する事となりました。

裏口から正面ドアまでは1分くらいで移動できる距離です、しかし外に出て隣接する道路を50mほど歩かなくてはなりません。

裏口のドアを開けると、ものすごい風と雨が吹き付けてきます。

思い切って外に出て道路を走りだすと、大きな物体が空中に舞い上がりながら自分の前10mくらいを通り水銀灯に激突。

水銀灯は割れガラスが飛び散り、水銀灯のポールは斜めに曲がりました。

足がすくみました、もしあれにあたっていたら下手したら死ぬかもと思いながら再度足早に正面玄関に回ってトタンを取り除き再び店舗内へ。

他にもお客様の安全確保の為や、業務上仕方なく台風時に外に出た時に危ない経験を数回体験しました。

 

このような体験があったからか、私が責任者になった後は完全休業こそ一度もありませんが、台風時は場合によっては店舗の営業時間を短縮したり、台風の通過前から風雨がおさまるまでは時間休業を行う事が多くなりました。

 

台風による周囲の停電で住民が避難

 

これは今年の台風での出来事、午前中から風雨が強くなり店舗の営業は台風が通過した後の夕方からとし、パートやアルバイトは休みで夕方から社員のみで営業を開始する事となりました。

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夕方近くになり台風は通過し吹き返しの風はまだ少しあるものの、晴れ間も見えてきました。

電車などはまだ止まっていたために、車で店舗まで移動していると街の異変に気が付く。

まず信号機が半分ほど稼働しておらず、警察の方が手信号で車を誘導している交差点が多々あり、これは停電しているんだと店舗に急ぐ。

途中にコンビニが数店舗ありましたがなぜかコンビニの駐車場が満車になっている、何かあったのかなと思いながら移動をしていると、別のコンビニも同じような状況。

停電で電気が消えたコンビニにもお客さんが詰めかけている、この時はどういう状況なのかまだ理解できずに店舗に入り営業の準備を開始する。

幸いこの店舗は停電していませんでしたが、周辺で停電復旧していない所も多い状況。

 

台風の街イメージ

半分停電の街

 

午後6時ごろ出社できた少人数の社員で店舗をオープンしたとたんに次から次へお客様が入ってくる。

平日にも関わらず一気に満室の状態になり、しかも食事の注文が殺到し厨房は大忙しの状態に入った。

店舗には営業しているか問い合わせの電話も殺到し、出社したスタッフも平日のこの時間の異変に気付きながらも仕事をこなしている状態が続きました。

満室の状態で入店制限がされている中、入れなかったお客様から食事だけでも出来ないかと交渉され、厨房も現在入店中のお客様への飲食提供が間に合ってない状態で対応できないとお客様には断りを入れるよな状況。

いったい何が起きているのだろうか、少し落ち着いたころで来店したお客様に少し話を聞いてみると、街のいたるところが停電復旧せず、電気がつかなくエアコン等が使えない。

次に「携帯の充電が出来ない」「食事が出来ない」「トイレが出来ない」などの理由で停電している箇所の住民が停電を免れたコンビニや飲食店に殺到しているとの事だった。

飲食店も停電しているところも多く、営業している店舗の数も限られた状況で一気に営業している飲食店になだれ込むような状況になっていたようだ。

トイレなどは停電しても使えるんじゃないのかと思っていましたが、電気が通らないと使えない最新式のトイレも増加し、この状況では最も不便なトイレとなる事を初めてしりました。

 

台風の影響で停電しわずか数時間で街がこのような状況になってしまうのかと考えさせられる出来事となりました。

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