カラオケボックスで働いていると大学生のスタッフも多く、若者特有の体験談なども耳にすることが多い。

今回は女子大学生の話が発端で店舗に異変が発生しました。

体験談　心霊を連れてきた女子大生

ある日アルバイトの女子学生と話していると、私昨日霊に摂り付かれたんですと言った。

この学生は体育会系の明るい女子で、本人は霊感は無いとの事で心霊などにもあまり興味がなく、周りの友達にのせられて心霊スポットに一緒に行き取りつかれたといいました。

私がどうして摂り付かれたとわかったのと聞くと、心霊スポットから帰り霊感がある子に、あんたに摂り付いているよと言われたそうです。

ここまでは学生が悪乗りして心霊スポットに行き声が聞こえただの、摂り付かれたとかよくある話だなと思い軽く聞き流した。

それから３日ほど過ぎた頃、お客様からカラオケをしていたら突然部屋の照明が薄暗くなってしばらくしたらまた点いたと報告がきました。

たぶん照明の接触が悪かったんだろうとお客様には平謝りをし照明をチェック、特におかしな箇所は何も無い。

翌日別のルームから隣の部屋から壁をたたかれるとクレームがありました。

ところがクレームがあった部屋の両隣は深夜と言う事もあり空室で誰も部屋にはいません。

お客様にも状況を説明し、もしかしたら他のお客様がイタズラで空室に入り壁をたたいたのかもしれませんねとその場をおさめました。

クレームがあった時間帯の廊下を監視カメラの録画再生でチェックしましたが、空室の部屋に誰かが入ったようには見えない。

しばらくするとさっきクレームが入った部屋からまた壁をたたかれたと報告があり、そのお客様は今日は気持ちが悪いのでもう帰りますと帰られました。

次の日別の部屋から呼び出されました、店員さんとにかく来てと呼び出しがありルームに行ってみると、小さなお子様を連れた家族でした。

どうされましたかと聞くと、ルームの照明が突然切れまた点く出来事が二回あり、子供が天井をずっと不思議そうに見ているとの事。

お客様の家族の方の話を聞くと、多少霊感がありこの建物に何かいるのではとの事で、一通り話を聞きました。ここでも平謝りをしこのご家族には次回の優待券を渡し退館していただきました。

その深夜閉店後、お店の片付けも終わり事務所でスタッフ２人でくつろいでいると、突然真っ暗な店舗のルームドアが開く音（キュイカタン）静かな店舗内だと事務所までよく音が聞こえます。

えっ誰かまだ店舗内にいると思い照明を点け店舗内を総点検、スタッフ２人も今週店舗内に起こった怪奇現象を承知しているので緊張がはしりました。

たぶん全員が人ではないかもしれないと脳裏に考えていたでしょう。

結局店舗内には誰もおらず、スタッフ２人と今週の店舗内の怪奇現象は学生アルバイトが心霊スポットからつれてきたのでは無いかと結論づけた。

翌週この一週間の出来事を報告書にし上司に見せると、（ふっ）と一笑されしばらく様子見てとながされました。

その後店舗では4～5回ラップ音程度の現象はありましたが、しだいにおさまりました。

どこにでもあるような話ですが自分が実際に体験するとその時は鳥肌がたつものですね。

できれば体験したくないものです。